第一志望よりも争いが熾烈な「併願校問題」。6年生の勉強スタイル最適解とは?【のほほん中学受験2024】#6

2023.05.10 WORK

フリーライターの母・モコと、6年生の息子の受験奮闘記、第6回です。

 

ゴールデンウィークも終わりましたね。息子の塾はゴールデンウィーク丸々休みだったのですが、集中特訓などで息つくことなく勉強に励んでいたというお子さんも多いのではないでしょうか。

 

我が家のゴールデンウィーク中の過ごし方を少し振り返ってみますと、端的にいうと「全然やらなかったということもないが、最低限やってあとはダラダラ過ごしていた」という感じです。

 

つまり、塾から宿題が大量に出ていたのでそれはかろうじて遂行したけど、それ以上のことはできなかったということです。

 

いや、私も息子もゴールデンウィーク突入前は、「時間に余裕のある長期休暇はこれが最後! この期間にこれまでのおさらいや苦手分野をひとつずつ潰していくぞ〜! えいえいおー!」という誓いを高らかにたてていたんです。

 

でも、やはり長期休暇独特のゆるんだ空気。特に今年はお天気もよかったので、気づけば祖父母との交流、スカイツリー探訪、Youtube(時間制限なし)、Switch(時間制限なし)と、休み感満載の多幸感ラインナップでの〜んびりと過ごしてしまいました(笑)

 

そして先日ゴールデンウィーク最終日の組分けテスト。これを書いている今は採点結果が出ていないのですが、一体どうなっていることでしょう。

 

ちなみに息子にも「久しぶりのテストどうだった?」と聞いてみましたが、「普通」とのこと。相変わらず最小言葉数の返事で親子の会話は終了しました。

 

*このシリーズの一覧はこちら

【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】第6話

 

そろそろ考えないといけない「併願校」問題

さて、各学校から2024年度の説明会見学会、文化祭、体育祭などの行事予定がぞろぞろと出てき始めましたね。

 

我が家は昨年5〜6校見学に行って、第一志望はほぼほぼ絞り込めているので、今年はやみくもに参加するつもりはありません。ただ、そろそろ考えなくてはいけないのが「併願校」のこと。

 

12月もしくは1月に行われる帰国子女入試を受験するつもりでいるので、これが本命校のための練習になればと思っているのですが、そのほかにも2月1日の本命がダメだった時のために、2月2日、3日に受ける学校も考えなくてはいけません。

 

家にある分厚い中学受験案内に挟み込まれている偏差値表をあらためてみたのですが、2月1日と比較して2月2日以降になると、同じ学校でもぐんと偏差値が上がるんですね!

 

私の見た表によると、例えば海城中学は2月1日は偏差値64なのに対し、2月3日は66となっていますし、本郷中学は2月1日は60なのが2月2日は63となっています。となると、確実に取れる併願校を選ぶとしたら、実力よりも少し下の偏差値で探すべきということになります。

 

これまでは息子の偏差値に近い数字の学校をメインに研究していたため、数ポイントも下の学校の情報はあまり入れてきませんでした。これを機にひとつずつ調べて、学校見学などにも申し込まないとな、と思っています。

 

子供の成績も大事ですが、満足いく結果を得るためにはここからは受験の仕方の戦略も必要となってくるんですね。私の一番苦手な分野なので、塾の先生にも相談しながら進めようと思っています。

 

無理なものは無理…自分たちに合わない勉強法はシャットアウト!

続いて家庭での勉強方法について、我が家の場合をお話ししたいと思います。

 

受験勉強をスムーズに効率よくやって、最短距離で結果を出すために、各家庭さまざまな工夫をしていると思いますし、「こうやって勉強するといい」「完璧な親の伴走の仕方」といったアドバイスも世間にはたくさん溢れています。

 

私も息子が5年生の頃は、世間一般で「良い」と言われる勉強法を取り入れようとしました。

 

例えば、

・バラバラになりがちなプリントは、ファイルごとにまとめて整理する

・苦手なところや間違ったところだけを集約した「必殺ノート」を作る

・勉強のスケジュールや内容をエクセル表などにまとめて可視化する

 

たしかに、これらのことを親がしてあげられたらとても良いだろうな、と私自身も思います。

が、私はひとつもできなかったので、もう「やろうとすること」すらやめました!

 

まず最初のバラバラプリント問題に関しては、我が家の場合、2日に1回ぐらいテーブルにぶちまけて、息子と一緒に「いる」「いらない」と仕分け。「いる」となったものはテーブルの端っこに積み重ねて、時間が空いた時にその中からゴソゴソ探し、「じゃあ、今日は社会のこのプリントしよっか」という具合に進めます。解き終わったら即ゴミ箱行き。なるべくその山を減らすように頑張る、といったやり方です。

 

「必殺ノート」に関しては、そもそも私にノートを作る時間がないので、はなから諦めました。間違った問題に関しては、テスト結果が出た時に必ず解き直しをしてそれで終了。次々と模試はあるし、その都度間違っているところをきちんと復習していけば、わざわざノートを作らなくてもいいかな、とざっくり(?)思っています。

 

勉強計画表に関しては、受験に本腰を入れ始めた5年生の最初に一度作ったことがあります。

4:00〜4:30算数/4:30〜4:40休憩/4:40〜5:10国語 という風な表をエクセルで作り壁に貼りました。

…はい、無理でしたね。息子自身、一度ノリ始めたら大好きな算数が30分ぴったりで終わるわけないし、休憩し始めると気づくととっくに過ぎてるし、私自身も表を更新するの忘れるし。すべてにおいて私と息子には合いませんでした。

 

ではどうしているかというと、その日の勉強内容はその場で相談して決めています。何時から始めるか、何時間やるか何ページやるかを、簡単に話し合います。もちろん予定通りにいかない時もあります。どの問題にどのくらい時間がかかるかまでは読めないので。

 

そんな時はある程度の時間が経てば「今日はこの辺にしますか」と切り上げています。

 

それ以外にも本人の気分が乗らなければ全然進んでいなくても切り上げるし、予定通りに進まなかったら「これは土日に持ち越しね」と対応。なるべく本人が納得する形で決めるようにしています。実際、私が勝手に決めても、言うこと聞かないですしね(笑)

 

その勉強法がその子にとって最適ならそれでよし

一般的に「良い」と言われる勉強法はたくさんありますが、取捨選択するのはそれぞれの親子の判断だと思います。

 

我が家の場合は親子ともにガチガチに決められるのが苦手で、そこまでストイックにできるタイプではありません。気分や状況に合わせて流動的にやって、「でも期限には必ず間に合わせる」というやり方が合っているようです。(まるで私の普段の原稿書きスタイルのような…)

 

「これが我が家の最適勉強法よ」ということで開き直って(?)、ダイニングテーブルの端っこに積まれたバラバラプリントに囲まれながら、しょっちゅう「あれがない、これがない」と言いつつ、本番までやっていこうと思っています。というか、これしかできないので、ね。

 

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