
「300万かけて20㎏痩せたのに」幸せになれなかった陰キャOL、「皮膚がおばあちゃんみたいになって」【鬼軍曹ゆか様#01】
最近、ダイエットにまつわる発信で、X(旧Twitter)界隈をにぎわせている “鬼軍曹ゆか様”をご存じでしょうか。パーソナルジムを運営し、-20㎏痩せた自身の強烈なビフォーアフター写真とともに、効果的でわかりやすい運動の方法を紹介しています。あごのたるみやぽっこりお腹など、オトナサローネ世代が気になるテーマばかりということで、取材をしてきました!
さて取材当日。運動不足のたるんだ体に喝を入れられるのではないかと、内心ビクビクしながら東京都・東北沢にあるジムへ。しかし実際のゆか様は”鬼軍曹”という名前とは程遠い、感じがよくてキラキラしたお姉さま。(ひと安心!)
なぜ鬼軍曹なのかといえば、結果にコミットするでおなじみの某大手ダイエットジムのトレーナーだった時代に、指導中に笑いながらお客さんを追い込む姿を見た同僚に名付けられたのだという(笑)。(本人はまったく無意識だったらしい)
取材し始めると、出てくる出てくる驚愕の事実。万年ダイエッターでエステに大枚をはたいたこと。デブで卑屈で、友達や彼氏ともゆがんだ関係しか気づけなかったこと。なんとか自分を変えたいと一念発起し、20㎏のダイエットに成功!
しかし! 「幸せにはなれなかった」というゆか様のダイエットストーリー前編です。
小学生時代はデブだと思い込んでた。高校生になってデブを隠すばかり考えた
現在、150cm、45㎏のゆか様。プリッとした美尻がトレードマークです。しかし、「小学生のころからデブだった」そう。
こちらが現在のゆか様。36歳です。
「小学生の頃、足が太くて恥ずかしい、痩せている子の隣には並びたくないって思っていて。ずっとデブだと思い込んでいたのかもしれません。ただ、今写真を見返すと、そうでもなかったんですよね。
本格的に太りはじめたのは、高校生くらい。メロンパンなどの菓子パンやミルクティが大好きで。でも、そんなに食べていないのに何で太るんだろうって本気で思っていました。当時は、痩せる努力をするよりも、いかに太っていることを隠すかばかり考えていました。小顔メイクを研究して、自信がないから髪の毛で常に顔を隠していたほど。そして、流行りのダイエットにトライしては、挫折の繰り返し。
自分の心を保つため、デブキャラとして演じていたこともあった。
成人してお酒が飲めるようになったら、さらに加速して太っていきました。友達も彼氏もいたけれど、自分に自信がなくて本音で接することができなかった。振り返ると健全な関係ではなかったですね。「デブのくせに」「ブスは無理」とか言われて本当はつらかったけれど、笑ってごまかした。自らネタにして、体形を隠すように、心も隠していたんです。本当にコンプレックスのかたまりで、自己肯定感は下がるばかりでした」
アラサーになり人生MAXの60㎏に! ある事件がきっかけでダイエットを決意
笑っていても、心の中はいつも暗かった…。
食べることも、お酒を飲むことも大好きで、とうとう人生MAX60㎏に! そもそも低かった自己肯定感はゼロどころかマイナスになり、メンタルが限界に近づいていた。
「デブ、ブスと言われたり、彼に大切にされていないと感じることも。着たい洋服もサイズがなく、あきらめるしかない。26歳になったころでしょうか。ある日、ちょっとした事件がおきました。顔についた枕の跡がなかなかとれないことに気づいたんです。これが老化のはじまりか、ヤバい!!と焦りました。代謝は下がる一方だし、今行動を起こさなければもう一生デブのままだ……と。
デブで自信がない自分から卒業したいと、痩せる決心をしました。でも、“ラクしたい”“運動は苦手”という気持ちは変えられず、人の手を借りて痩せる方法を選んだのです」
週3回のエステ通いを2年も続けました。ローンにローンを重ね、最終的には300万円に!

念願のビキニを着ることができたが、体形には満足できていなかった。
ゆか様がラクして痩せるために選んだのは痩身エステ。
「痩せたらすべて変わると信じ込んでいたので、どんなにお金がかかってもいいと頭のネジが外れていたんでしょうね。週3回のエステ通いを2年も続けました。ローンにローンを重ね、最終的には300万円に! 実家暮らしだったので、お給料のほとんどをエステにつぎ込んでいました。エステはベッドに寝ているだけだから、ズボラで運動嫌いな私にはぴったりでした。
その結果、1年でガクンと体重は落ち、周りの目も明らかに変わっていきました。話しかけられる機会も増え、自分自身も相手の目を見て話せるようになって。痩せることが楽しくて、空腹でいられることもうれしいと感じるほど。それが“ヤバい”状態の始まりでした」
1 2
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 運動嫌いだった56才、ゆがみを整えたら「ネガティブな性格」を卒業できた。「離婚から立ち直り、推し活も始めました」【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 【ユニクロ】サマーニット×タックワイドパンツ。今夏のオフィスコーデに選びたい色とは【40代の毎日コーデ】
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 「猫背・巻き肩の54歳がびっくり」着るだけで理想的なS字姿勢が身につく話題のインナーウエアをご存じかしら
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】
- 「一度使ったらやめられない」人気スタイリストも40代編集もリピ買い中の『涼ブラ』って?「滝汗でも不快感なし」「つけ心地がラクなのに~」続々と魅了される理由とは?
- ゲッターズ飯田「引っ越すときに確認すべきたった一つの大切なこと」とは?運気を上げる心構えの基本は
- 57歳「更年期が終わったあと」には何が起きますか?美容ジャーナリスト・小田ユイコさんの場合は