#129 バツイチ男性とのデート。ふと気づいた「ある感情」とは?【40代編集長の婚活記】
デート中に気づいた「ある感情」とは?
そろそろ私、一人になりたいかも……。始まってしまった、「早く一人になりたい病」。時刻は17時半を過ぎていた。11時に待ちあわせをしてから6時間半、ジェントルさんと一緒にいる。
彼がイヤなわけじゃない。ゲイ疑惑も解消して安心もした。フツウならこの後の展開にワクワクするのかもしれない。
けれど、それよりも私はなんだか……疲れた!
人と一緒にいるのが疲れた。そろそろ一人になりたい。
始まった、40独女のビョーキ
屋上庭園をあとにし、階下へおりた。あたりはもう暗くなっていた。
ジェントル「このあとどうしましょうか? 夜ごはんでもどうですか?」
夜ごはん……! この後のことなんてまったく考えていなかった。そうか、そんな時間か。
アサミ「私まだ、あんまりお腹すいてなくて」
お茶を飲みすぎたせいか、お腹がまだタプタプだった。
ジェントル「ランチのボリューム、けっこうありましたもんね。じゃ少しお茶でもしますか?」
アサミ「うーん、そうですね」
2回目デートのざんねんな顛末
お茶もいらないんです。というか、そろそろ一人になりたいの。
ジェントル「さっきもお茶してましたもんね。じゃ、お腹すくようにちょっと歩きますか」
いや、そうじゃないの。疲れたんです、人と一緒にいることに…とは言えない。でも!
アサミ「あの……今日は帰ります」
ジェントル「え?」
突然の発言に驚いたようなジェントルさん。そりゃ、そうよね。
アサミ「今日は一日ありがとうございました! 口紅もいただいちゃって」
ジェントル「あ、そうですか」
アサミ「すみません、しばらくお腹すきそうもなくて。じゃ、私こっちなんで。失礼します」
ペコリとお辞儀をして、私は一人で地下鉄へと続く階段を全速力で駆け降りていった。ただただ「早く一人になりたい」という思いを胸にしながら……。
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