「つかさどる」ではありません。「仕る」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「仕る」です。
「仕る」の読み方は?
「仕」は「仕事」や「仕草」など、日常的にもよく見かける漢字です。とはいえ「仕る」の読みを「しる」ではありません。また「〜る」の送り仮名から「つかさどる」と読んだ人がいるかもしれませんが、「つかさどる」は漢字で「司る」「掌る」と書くため、残念ながら間違いです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「つかまつる」です。
「仕る」は
1 「する」「行う」の謙譲語。目上の人のためにあることをする。また、自己の「する」動作を、話し相手に対しへりくだる気持ちをこめて丁重に言う。いたします。現在では古風で堅苦しい言い方。
2 「仕える」の謙譲語。お仕え申し上げる。
3 (補助動詞)漢語のサ変動詞の語幹や動詞の連用形に付いて、謙譲の意を表す。ご…申し上げる。…いたします。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
上記辞書にも記載されていますが、「つかまつる」という読みは「つこうまつる」または「つかえまつる」が「つかむまつる」となり、その音がさらに変化したものです。
「仕」の読みは
- 音読み シ・ジ
- 訓読み つか(える)(常用漢字表外)つかまつ(る)
です。
常用漢字表にあげられている漢字は、“一般の社会生活で漢字を使用する際の目安として示されている(引用元:常用漢字とは – 小学館 デジタル大辞泉)”ものなので、常用漢字表に記載されていない「仕る」を日常生活で見かけることはあまりないと思われます。
ただし、「仕える(つかえる)」は常用漢字なので読めるようにしておきましょう。
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