
「みんな幸せそうなのに、どうして私だけ…」尽きない悩みや不安。解放されるために自分にすべき、たった1つの「問い」とは
私たちは、日々、なんらかの悩みを抱え、選択を強いられ、不安を感じながら生きています。
「仕事がうまくいかない」
「人間関係がうまくいかない」
「今の経済状況では、この先や老後が不安でたまらない」
など、人によって悩みは千差万別ですが、常に将来へ悩みや不安を抱えながら生きています。
どんなに頭が良くても、お金持ちでも、容姿端麗な人であっても、悩みや迷いや不安と無縁の人生は存在しないのです。
悩みや迷いや不安というのは、繰り返し湧き上がってきます。
それをなんとか解決しようと日々悪戦苦闘し続けて、私たちは生きているのです。運よくその悩みを切り抜けても、また次の悩みや迷いが押し寄せてきます。
有名な曹洞宗の始祖、道元(著作『正法眼蔵』)も、「迷いのなかにある時は、しっかり迷えばそれでいい」(現代語訳)と言っています。さらに、「迷いと悟りはもともと一つ」とも言及しています。
つまり人生とは、次々と起こってくる悩みや迷い、不安と戦いながら生きていくことなのです。
私たちは悩みや迷い、そして不安のループの中で、貴重な人生の多くの時間を費やしてしまうことになります。そんなこと、誰にとっても嫌なはずですよね。
たとえば、心の通うパートナーを見つけたとしても、時間が経つにつれて価値観の違いに気づいてしまうこともあります。恋愛をしたとしても、相手の気持ちが自分に向いているかどうか不安になることもあります。
また周囲との人間関係においても、悩み・不安・迷いは尽きません。それは家族関係や経済的なことでも同じです。どうにか稼いでそこそこ貯蓄が貯まったとしても、お金の管理していくうちに生じた増減などから、経済的な疑心暗鬼に襲われてしまいます。
どうして私たちは、悩み・迷い・不安のループから抜け出せないのでしょうか?
「人生なんてそんなもの」と割り切ればそれまでですが、絶え間なく悩みや不安に向き合い続けることはとてももったいないことですよね。本当ならその時間やパワーを、社会の一員としてクリエイティブなことに使えたかもしれません。ですが、悩みや不安の繰り返しに縛られて消耗し、エネルギーを無駄遣いしてしまうのです。それは惜しいことですよね。
どうやったら、悩みや不安から自由になることができる!?
エネルギーを本来の使い道に費やすことができないのは、私たち自身の根底にある「漠然とした悩みと不安」が原因なのです。それを解消できずにいるため、労力をとられてしまうのです。
漠然とした悩みと不安といっても、ピンとこないかもしれませんが、それは自分自身が意識できずにいる心に溜まった澱(おり)のようなものです。人間関係などのカタチのない暗く澱んだものに潜んでいます。
どんなに幸せそうに見える人でも、心の中には意識しようとしまいと悩みや不安が潜んでいるのです。
「私にはそんなものはない!」と思い込んでいる人は、試しに目をつむって、五分間だけでも自分自身の心の奥をじっと見つめてください。おそらく一瞬にして、言葉にできないまったく脈絡のないイメージや妄想、言葉の洪水になるはずです。そうした自分自身の混乱した心が、「漠然とした悩みや不安」なのです。
どんなに良い仕事についていようと、どんなに幸せな家庭を築いていても、恵まれた環境であっても、心の底をのぞくと「私は、このままでいいの?」という暗い未来を想像してしまいます。それは、どんな人でも同じなのです。
私たちは幸いにも、物質的に恵まれ犯罪も少なく、環境が良い国で生活しています。それにもかかわらず、一人一人の中には「漠然とした悩みや不安」があるのです。なぜ、恵まれた国にいるにもかかわらず、心の中には悩みや不安があるのでしょう? それは、ある重要な一つの問いに答えを出していないからです。
▶つづきの【後編】では、悩みは不安から解放されるために、自分自身の「ある重要な問い」に答える必要があるとおっしゃる心理カウンセラーの岡部 愛さん。それはどのような問いなのでしょうか?__▶▶▶▶▶
【編集部より】
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