漢方が合わず、HRTも効かない…「この痛み、一生続くの?」それでも諦めなかった私の選択

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。

ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです。

<<前編「56歳で始まった“手指の痛み”。字が書けない、ペットボトルも開けられない…友人に『それ、更年期のせいかも?』と言われハッとして」に続く後編です。

 

【100人の更年期#126】後編

 

◆ミチヨさん 57歳
事務職。半年前から手指の痛みがあり更年期ケアとしてHRT開始

 

夜中のホットフラッシュ、頭の回転が悪くなった、脂肪がつきやすくなった…これらはぜんぶ更年期の影響?

56歳で始まった、軽量のペンも持てないほどの手指の痛みとむくみ。これらが更年期の影響だと考えれば、腑に落ちます。言われてみれば、50歳くらいのとき、ほんの2~3カ月でしたが、夜中に大量の寝汗をかいて起きることがありました。いわゆるホットフラッシュだったと思います。最近は、頭の回転が悪くなったと感じます。お腹周りに脂肪がつきやすくなって、ぽっこりした気もします。

 

これらの症状が更年期の影響であれば、婦人科に相談したほうがいいかもしれないと思い、婦人科へ行ってみました。検査をしたところ、女性ホルモン値が低下していることが分かり、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)という更年期の症状緩和によく使われる漢方薬を処方されました。ですが、私の場合は飲んだその日にホットフラッシュが始まってしまいました。先生にその旨を伝えたたころ、漢方薬をやめてHRT(ホルモン補充療法)をすることになりました。

 

HRTとは、女性ホルモンのエストロゲンを補って更年期の諸症状を改善する療法です。子宮がある人の場合、エストロゲンのみを補うと子宮体がんのリスクがあるため、予防のために黄体ホルモンという女性ホルモンを一緒に使用します。子宮がない場合は、エストロゲンのみで補います。補う方法は、塗る・貼る・飲むの3種に分かれていて、私は貼るタイプです。

 

「指の痛みが和らいだ」と思えた方法は 次ページ

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