ベージュのパンツは老けて見える?【石田純子・大人スタイルの新常識】

最近何を着ても老けて見える気がする。いつも似たような無難アイテムを買い足してしまう。手持ちの服をどう組み合わせれば年齢相応の品が出るのかがわからない……そんなおしゃれの迷い路に入り込む40代。

 

”おしゃれとは、センスや感性だけで勝負するものではありません。きちんと計算された「法則」があり、それさえ知っていれば、だれでもなりたい私になるおしゃれを手にすることができるのです”

 

そんなポリシーを持つスタイリスト、石田純子さんは、主婦の友社「大人ファッション研究班」ともう10年のおつきあい。このたび最新刊『大人スタイルの新常識』が発売されました。その中から、特にOTONA SALONE世代が気になるトピックスを7回に分けてご紹介します。第1回目の今回は「パンツ選び」。では、どうぞ。

 

【法則】1 便利そうなベージュのパンツは老けて見える

ボトムは何にでも合う色が便利だから、ベージュのパンツは必須アイテム……という方が多いかもしれません。でも実はこれ、確実にオバサン化させる必殺アイテムなのです。

 

日頃、私はベテラン女優さんのスタイリングをさせていただくことが多いのですが、彼女たちはもともと美しいうえに、長い芸能生活の中で洗練されてもいます。そんな彼女たちもドラマの中では、やぼったい中高年女性を演じることもあります。「この素敵な人に、どんな服を着せたら『オバサン』っぽくなるだろう?」と考えたとき、真っ先に思い浮かぶのがベージュのパンツです。

 

くすんだベージュ。丈はくるぶしまで隠れるフルレングス。素材はポリエステル。ウォーキングシューズやかかとの低いパンプスを合わせれば、あら不思議、「すっかりオバサン」になった美女がいるのです。もちろん女優さんたちの演技力の成果ではありますが、ベージュのパンツの力(?)には驚かされます。

 

トップをかえることでコーディネートに変化をつけようとすると、ボトムは無難な色である黒・茶・ネイビー・グレー・そしてベージュを選びがちです。

 

同じベーシックカラーの中でも、なぜベージュは老けて見えるのでしょう?

 

第一の原因は、ベージュ色アイテムにはくすんだ色が多いことです。このどんより感が、50代以降のくすみがちな肌色を、さらにくすませてしまいます。全体のシルエットもぼんやり。ボトムは体に占める面積が大きいうえに、トップのように、ストールやアクセサリーなどでほかの色を添えることもできません。

 

第二の原因は、靴の選択肢が狭まることです。黒やネイビーのボトムであれば、その下に同系色のタイツをはき、同色の靴などにつなげて脚長に見せることも可能です。でもベージュのボトムの場合、靴とパンツの間をつなぐ選択肢はナチュラルカラーのストッキングしかありません。ストッキングにすることで、靴の選択肢もグンと狭まり、足元の表情もおのずと決まってしまいます。

 

もし明るい色のパンツを選ぶなら、オフ白がおすすめ。「でもベージュが好き」というなら、微妙なベージュの違いを見分ける目をもちましょう。ベージュは素材や質感によって、「クリアなベージュ」と「くすんだベージュ」に分かれ、巷にある9割以上は残念ながら「くすんだベージュ」です。ぜひとも自分の肌をきれいに見せる、つややかなハチミツのような美しいベージュを見つけてください。

 

『大人スタイルの新常識』第一章 アイテムについて より)

 

石田 純子(いしだじゅんこ):
スタイリスト。雑誌『装苑』編集部をへて独立。雑誌、TV、CM等のスタイリングを手がける。
ファッションアドバイザーとして、百貨店の研修やトークショーなど活躍の場も多数。
若作りでない、若々しいスタイリングに定評がある。

 

シンプルだけどエターナル。石田流「おしゃれの法則」をもっと知りたい人は

大人スタイルの新常識』 石田純子・著 主婦の友社・刊 1,300円+税

何を着ればいいのかわからない、着たい服がみつからない。でも、おしゃれをあきらめたわけではない!!そんな悩みを持つ女性に向けて、2000人以上のファッションアドバイスをしてきた人気スタイリスト石田純子さんの「おしゃれの法則」を明かします。

シンプルな服、普通の服を着こなす人こそ、おしゃれ達人の思い込みありませんか?

崩れた体形でセンスよく服を着こなすなんてどうせムリ、とあきらめていませんか?

ベージュ色こそ、女性を上品に輝かせると信じていませんか?

そんな数々のファッションに対する思い込みが、あなたをおしゃれ難民にしているかもしれません。

シンプルな白シャツより、デザイン性のある白シャツの方が着まわせる。便利そうなベージュのボトムは老けさせる。処分したくない服は捨てない。好きな色は似あう色・・・など、これまでの思い込みを一新するメソッドが、あなたのこれまでの「わからない」「似合わない」を相殺します。

 

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■石田さんのシリーズはこちら

vol.1

ベージュのパンツは老けて見える?【石田純子・大人スタイルの新常識】

vol.2

大人世代を救うファッション「白」の着こなし【石田純子・大人スタイルの新常識】 

vol.3

「シンプル&ベーシック」は45歳まで?大人世代コーデ【石田純子】

vol.4

1秒で見違えるほど着やせするたった1つのルール【石田純子】

vol.5

バッグはブランド品にこだわらない。ファッション小物のちから【石田純子】

vol.6

大人の服は  「Mサイズ」や「9号」にこだわらない【石田純子】

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着ない洋服は捨てる…が正解とは限らない?【スタイリスト石田純子の視点】

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