「早く仕事を辞めたい…」FIREを目指す人が「高確率でハマる」落とし穴って何だ

ここ数年、いろんなところでFIREという言葉を耳にするようになりました。今回はこのFIREについてFPの観点から書いてみたいと思います。

 

*この連載を初回から読む

FIREとは早期リタイアのこと

FIREとは、「Financial Independence(経済的自立)、 Retire Early(早期退職)」のそれぞれの単語の頭文字を並べた造語です。一言でいえば、FIREは「早期リタイア」のことです。

 

たいていは、資産運用でまとまった資産を作って、配当収入で暮らすというライフスタイルを目指す方が多いです。

 

欧米の若者の間でブームになりましたが、その後、日本でも注目されるようになりました。

 

本屋さんで資産運用のコーナーに行くと、このFIREを達成した方が書いた本やFIREの目指し方について書いた本が、山のように置いてあります。また、SNSでもFIREについて発信している方がたくさんいます。

 

FIREはいくらで達成できる

それでは、実際に早期リタイアするにはいくら必要なのでしょうか?

 

この点、FIREの考え方でよく紹介されるのが、4%ルールです。

 

アメリカの大学の調査によると、4%の利回りで退職金を運用していた人は、元本をほぼ減らさずに生活できているとの結果があります。

 

これを根拠に毎年4%の利回りで元本を減らさずに投資を続けられる資産を持てば、FIRE達成と考えられています。

 

例えば、年間300万円で生活できる方(1ヵ月辺りの生活費25万円)なら、7,500万円の金融資産を築けばFIRE達成です。

 

7,500万円の金融資産の配当収入が4%なら、年間300万円配当がつくので、この300万円の範囲内で暮らせば、築いた金融資産を取り崩すことなく、長期的に生活できます。

 

FIREは実現可能?

それでは、このFIREは達成可能なのでしょうか?

 

資産を増やすセオリーである積立投資でそれを目指すとして、7,500万円を毎年の運用利回り4%程度で目指す場合、以下の通りです。

 

10年でFIREを目指す場合⇒毎月50万円の積立が必要。

20年でFIREを目指す場合⇒毎月20万円の積立が必要。

 

早期リタイアといっても、現実的に目指すのはかなり厳しいことがわかります。

 

FIREを目指している人は投資の目標があいまい

先ほどFIREを目指している人が増えていると書きました。

 

早期リタイアが現実的に厳しいのになぜ目指す人が多いかというと、投資の目標を決めていないからです。もっといえば、ブームで何となく目指している人が多いということです。

 

FIREを目指している人は、「今の仕事が嫌になって早く辞めたい」から何となく目指している人が多い実感があります。一方で、「辞めてからこういう生活をしたい」というものはあまりない気がします。

 

ただ、逆にいえば、投資の目標をしっかり決めている少数派の方であれば、実現の余地はあります。

 

早期リタイアの時期を、定年退職よりも前と定義した場合は、投資に必要な期間をもっと長めに設定することもできます。

 

先ほど例でいえば、もっと長い期間でFIREを目指すシミュレーションを考えてみます。

 

30年でFIREを目指す場合⇒毎月10.5万円の積立が必要

35年でFIREを目指す場合⇒毎月8万円の積立が必要

 

これでも厳しいことは事実ですが、家計の状況によっては目指す余地は出てきます。

 

ただし、その場合は、人生で使えるお金の大半を投資に回すことになります。そこまでして早期リタイアを目指すかどうか選択が問われます。

 

FIREは自分には関係ないと感じる方へのメッセージ

ここまで読んで、「自分には関係ない世界の話だ…」と感じた方もいらっしゃるでしょう。

 

もちろん、そう感じる方はいらっしゃるかと思います。ただし、そういう方にとっても、こういう投資から学べることはあります。

 

その点について次回続きを書いてみますので、また読んでくださいね。

 

>>>次回は5月1日(日曜)11時配信予定です!果たして何を学ぶか、お楽しみに!!

 

 

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