早稲アカ小6息子の偏差値、算数は67なのに社会が40…「SクラスからCクラス落ち」どう挽回するか?【連載#10】

2023.07.05 WORK

こんにちは! フリーライターをしながら小学6年生の受験生の息子の伴走をしているモコです。

 

この連載中でも繰り返していますが、我が息子は本当に社会が苦手です。地理も歴史も公民もオール分野でまんべんなく点が取れず、そもそも興味がないから、いくら読んでも書いても海馬がまったく機能していません。

 

「大化の改新=645年ぐらいは知ってないと!ムシゴロシって覚えればいいのよ!」と私が言っても「てかムシゴロシって何 !? 関連性ないしイミフ……。」とのたまう始末。

 

そのくせ「オレ、自慢じゃないけど承久の乱の年号は覚えてるから。1221年なんだけど、ワンツーツーワンって覚えるの」と言ってみたり。それこそ年号を英語にしただけでなんのひねりもないのでは、とこちらも物申したいんですが……。

 

*このシリーズの一覧はこちら

【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】第10話

 

社会の偏差値40!ここにきて圧倒的苦手科目に

社会が苦手と言っても、4、5年生の時は4教科の中では偏差値が一番低いというだけで、そこまで足を引っ張っているわけではありませんでした。他の3教科が平均以上、社会だけが平均点、という感じでしょうか。

 

ところが6年生になって。きっと他の受験生たちが本気を出し始めたのでしょう。社会だけがあっという間に奈落の底に……。

 

ちなみに最近塾で行われた週テストの結果がこちら。

算数:偏差値67、国語:偏差値63、理科:偏差値55、社会:偏差値40

 

いかに社会が足を引っ張っているかがお分かりいただけると思います。

 

前回SクラスからCクラスに落ちた、ということを記事にしたのですが、社会に関しては一瞬にして落ちるところまで落ちて、Cクラスの中でも下から数えた方が早い位置に落ち着いてしまっています。

 

好きじゃない興味もない教科の勉強を無理にさせるべき!?

そんな社会との今後の付き合い方について、私なりに3つの選択肢を考えてみました。

1【成績アップを目指して頑張る】

これから始まる夏休みを使って猛勉強する! とにかく覚える、確認、覚える、確認を何度も繰り返す。

2【現状維持】

足を引っ張っていることは理解しつつも、嫌なものに時間をかけるのは子供のメンタル的にもキツい。これまでやってきた程度の勉強時間を維持し、「これ以上下がらない」を目標にして心穏やかに継続する。

3【他の3科目を強化する】

社会の勉強をまったくしないわけではないですが、現状と同程度の勉強量を維持しつつ、他の3教科をさらに鍛え上げる。

 

以上のような対策法が考えられると思うのですが、私としては今は3番目の選択肢が気になっています。

 

というのも、今は「個性を大事にする時代」。好きなこと、得意なことをたくさん褒めて伸ばしてあげて、子供にとっての武器を身につけさせてあげましょう、と言われています。

 

それに対して、私たちの世代は「何でもそつなくできる」ことがよしとされてきたように思います。個人的な記憶としては、得意な科目をめちゃくちゃに褒められた記憶はあまりなく、通知表でも苦手科目ばかりに着目されて「もっと頑張れ」と言われながら育ってきた気がしています。

 

受験を制覇するには「そつなくできる」子じゃないとダメなのか

中学受験に関わり始めて、薄々感じていたこと。それは

 

子供が小さい頃はあれだけ『これからは多様性の時代。個性が大事。悪いところではなく良いところを見て褒めて育てよう!』って言われていたのに、受験勉強となった途端に『全部まんべんなくできる子』が理想的な子供となっている気がするんだが?

 

ということです。

 

もちろん近年は、2科目入試や1科目入試も増えてきて、暗記だけではない考える力を問う問題を出す学校が増えてきていることは重々知っています。

 

ただ、塾の面談に行くと決まって言われるのが「社会が足を引っ張っていますねぇ」「他はそれなりに取れているのですが、このままだと本番で社会に足をすくわれることにもなりかねません」といった内容。

 

つまり、全部できていた方が何かと有利、ということなんです。

 

全部できる子を目指さなくてもいい。デコボコがあってこそ個性

では実際の息子の様子はというと、「ヤダヤダ」言っていただけの彼もさすがに危機感が生まれているらしく、買ったもののほとんど読んでいなかった歴史漫画を今さら読み始めたり、まっさらだったテキストにマーカーを引き赤い下敷きで隠しながら暗記を試みたりしています。

 

そんな些細なことですが、もしそれが継続できれば、母としてはその努力を褒めてあげようと思っています。

 

さらにいうと、そんな努力程度では急激に社会の点数が上がらないことも承知しています。結果が奮わなくても「なんでできないんだ」と弱点ばかりを責めることはせず、それ以上に結果がよかった方の科目に注目してあげようと思っています。

 

賢明な息子の判断は「社会は捨てない」

ちなみに息子にも先ほどの三択を伝えてみました。

 

そこで彼が言ったことは「社会を捨てることはしない。成績アップを目指してコツコツ頑張る」とのこと。理由を聞いてみると、「安定しているとはいえ他の3教科でミスることもある。その時に社会が悪いままだと取り返しがつかないことになる」とのこと。

 

「苦手なことはやめちまえ」と考えるのほほん母さんよりも、よっぽどリスクヘッジを考えている現実的な息子でした(笑)

 

●今週のおしゃべり●

息子「ねーねー、MARCHって学校の頭文字って知ってた?」

母「知ってるよ」

息子「俺、マーチ中学っていうのがあるのかと思ってた。ラサール中学みたいに」

母「そうかい」

 

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