カッサカサな40代の肌。きちんと潤うための6つの「保湿の正解」とは?

前回、40代の肌はほぼほぼ全員乾燥しているという衝撃的事実が判明しました。間違いがちなクレンジング、洗顔方法に続いて、今回は洗顔後の保湿ケアや友利先生ご自身の乾燥肌対策についてお伺いします。

 

Q1・化粧水の前にブースターを使った方が乾燥しない?

ブースターとひとくちで言っても色々あるので、肌に合うものを選ぶというのが前提ですが、化粧水や乳液などの導入をよくするためには使った方が○。

とくに夏の紫外線でダメージを受けた肌は角質が堅く、ごわついているのでピーリング効果のあるブースターを使ってみるのもオススメです。

 

Q2・化粧水は手で塗るよりコットンの方がいい?

前回、コットンでこするのが一番よくないというお話をしましたが、化粧水をコットンに染み込ませ、パックのように肌にのせるのであれば○です。ただ手で塗るのが×というわけではありません。

 

コットンを使うと塗り残しがないというメリットがありますが、手には自分で乾燥した部分を実感できるというメリットがあります。手で塗る場合、化粧水を温めてからの方が浸透するイメージがありますが、それはあくまでイメージ的なこと。ただ豪華にパシャパシャするより、丁寧に肌にのせるほうが肌への負担が少ないことは明らかです。

 

Q3・パックは毎日すると肌に負担がかかるのでやめた方がいい?

これは×。コットンパックにしてもシートタイプにしても毎日使ってもかまいません。とくにローションパックのような化粧水タイプのシートマスクは朝使うのが効果的。

 

角質層に水分を入れることで乾燥を防いでくれるのと、水分があることで肌色が明るく見えるためメイクが映えるからです。逆に美容液タイプのとろっとしたリッチなパックは夜に。有効成分を寝ている間にしっかりと肌に染み込ませましょう。

 

Q4・スキンケア用品の値段と効果は比例する?

ドラッグストアでリーズナブルにで買える美容液と10万円近くする高級美容液。何が違うと思いますか? 今、日本のコスメの性能はとってもアップしていて、悪いものを探すのが大変な時代です。

 

どれも原材料はしっかりしたものを使っているので、安い物でも最低限のケアをすることができます。ただ、高いものはそこにかけられた研究費が違います。もちろんCMなどの広告費なども加わりますが、ブブラド独自の研究し、より効果を追求した結果が値段に反映されているのです。

 

例えるなら手作りのクッキーか、プロのパティシエが産地にこだわって作ったオーガニックのクッキーかということ。どちらを選ぶかはその人次第ですが、クッキーということには変わらないですよね。

 

なので、自分の予算や悩みの大きさによって選べばいいと思います。ただ値段がお安いものを使うときはできるだけたっぷりと使うのポイントです。

 

Q5・乾燥して痒みが出たらスキンケアをやめて肌断食した方がいい?

これは絶対×。まず痒みがあるというのは肌が炎症しているということ。皮膚のバリア機能が崩壊している病気の状態です。赤みや白く粉を吹いた状態も同様です。

 

まずはそのスキンケアをやめて病気へ行ってください。ただ勘違いして欲しくないのが、スキンケアをやめるのがいいということではないということ。

 

スキンケアとは洗って、保湿して、蓋をするという肌を健康に保つ基本的なことで、プラスマイナスをゼロにするものです。美容液や部分別のクリームはプラスにする行為なので、するかしないかは人それぞれですが、スキンケアは歯磨きと一緒でするのが当たり前の行為。スキンケアを辞めて肌断食をする人は歯磨き断食しますか?ということなのです。

 

Q6・冬場は冬用のコスメを使うべき?

絶対にその方がいいです、なので答えは○。春夏は美白に特化したコスメが多くなり、テクスチャーもさっぱりしたものがメインですが冬は乾燥に特化したものに変わります。

こっくりと濃厚なテクスチャーが特徴で、肌にしっとり感をプラスしてくれます。

 

私の保湿ケアはフルライン! 夜はべったべたで寝ています(笑)

最後に私の保湿ケアのお話をさせて頂きますね。私が使っているのは、クレンジング2種類(しっかりメイクのときはオイルタイプ、薄いときはコールドクリーム)、ブースタータイプの化粧水と、パシャパシャ使えるタイプの化粧水の2種類。

 

目元ケアとリフトアップ系の美容液2種類。保湿クリームにアイクリームも朝晩変えて2種類使っています。色々なものを使ってデータを出すのが私の仕事なので、これを全部使うのがオススメとはいいませんが、やはり30歳を超えたらフルラインのケアをして欲しいところ。

 

日本人はベタつくのを嫌う傾向にありますが、寝る前の私はてっかてかのべったべた状態。寝ているときは子供にもお顔は触らせませんよ(笑)。

 

オメガ3を意識した食事と水をしっかり飲むこと

普段の生活で気をつけているのは皮脂の分泌をよくするオメガ3を意識して、いい脂を摂ること。手作りドレッシングにはアマニオイルを使ったり、DHAやEPAなどのサプリを飲んで体の内側から乾燥肌対策をしています。

 

あとはこまめに水を飲んで、室内では加湿器をON 。科学的な味が好きじゃないのかもしれませんが、ファストフードやお菓子などジャンクなものはあまり食べません。たまーにペヤングの焼きそばを食べたりしますけどね(笑)

 

クリニックではイオン導入や水光注射のケアができます

乾燥肌に効果的なクリニックケアとしてはごわついた肌をピーリングしたり、イオン導入で肌に直接潤いを補給するのが一般的ですが、さらに上を行くなら水光注射という手もあります。

 

これはスタンプ注射のようなイメージで、ヒアルロン酸が入った液体を直接肌に入れていくという施術。1回で肌の内側からハリが出て、透明感のある肌になりますが、注射なので赤みが出てしまう人も。

 

私はまだ体験していませんが、1月に1回ペースで通う方もいらっしゃいます。

 

スキンケアは必要最低限の行為で、+αを目指すなら部分的な美容液やクリームが絶対必要なのだということを痛感した今回のお話。オールインワンタイプの美容液でラクをしているようじゃ、加齢とともにどんどん乾燥肌が進行してしまうことを痛感。少しでも乾燥を止めるべく、今すぐスキンケア用品を見直そうと思いました。

 

 

お話・友利新先生

皮膚科医・内科医

日本内科学会会員、日本糖尿病学会会員、日本皮膚化学会会員、抗加齢学会会員

沖縄県宮古島出身。東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。現在、都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きる為の啓蒙活動を雑誌・TV などで展開中。2004年第36回準ミス日本という経歴をもつ、美貌の新進医師。美と健康に関する著書も多数あり、近著に『0歳からのスキンケア』(イースト・プレス)がある。

(取材・文/根本聡子)

前の話 → 40代は全員、間違いなく「乾燥肌」です!皮膚科医に聞く正解のお手入れとは?

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