【人は聞き方が9割】相手の言葉を魔法のように引き出す「うなずき」のコツ
「聞き上手」がうまくいく!――「聞くのが苦手」「人の話を聞く時間が苦痛だ」という人は多いものです。でも、ちょっぴり「聞き方のコツ」を押さえるだけで、聞くのが楽しくなり、コミュニケーションがうまくいくようになり、まわりから好かれるようになります。
今回は、大人気の書籍「人は聞き方が9割」から抜粋で、すぐに取り入れることのできる傾聴の極意をお送りします。
うなずきに強弱をつける
先ほど、相手に安心感を与える一番のアクションで、うなずきを挙げました。 しかし私たちは幼い頃からの教育で、うなずいて人の話を聞くということをあま
り重要視されてきていません。
ですから「話を聞く=黙ってノーリアクションで聞く」ということが標準となっています。
しかし、会話の中でうなずいて話を聞いてくれる人がどれだけ安心感をくれたかを思い出すと、その威力は誰もが実感するはずです。
このうなずきについて説明しましょう。
実はうなずきもしっかりと感情を表現することができます。それはうなずきの深さです。
このレベルを変えることで、相手の話を大きくリードできるのです。
弱、中、強、 3段階の深さでイメージしてみてください。
弱は首を固定したままアゴだけを軽く下に振るうなずき。
中は頭ごと下に持っていくうなずき。
そして強は首、頭をすべて使って背中まで引っ張られるくらいの深いうなずきです。
ふだんは弱、相手が感情を込めた時は中、そして自分自身も大きく納得した時に強。
一辺倒の深さのうなずきより、この強弱をうまく使い分けることで、相手の話にリズムがついていきます。
うなずきはオーケストラの指揮者の棒のようなモノなのです。
「あごひも理論」で相手の話を引き出す天才になれる
もう1つ、うなずく時に私が使っているイメージ法を紹介します。これを私は「あごひも理論」と勝手に呼んでいます。
まずは自分のあごにヒモがついているイメージをします。 次に相手の脳を、引き出し付きのタンスとイメージします。
自分のあごのヒモは、相手のタンスの取っ手に結び付けられています。
しかしこのタンスの引き出しは悲しいかな、自動で閉まるように設定されています。
ですから開けては閉まり、閉まってはまた開けるという作業が必要になります。これをあごで引っ張るイメージです。
さて、いかがでしょうか?
強く引っ張ることで、その引き出しは大きく開いていき、そのタンスの中からたくさんの経験や知恵、言いたいことがポンポン飛び出すイメージをします。
会話をする時にここを意識しておけば、自然とうなずきが習慣になっていきます。
あくまでイメージ的なワークではありますが、参考になれば幸いです。
100 %好かれる 聞き方のコツ
タイミングのいいうなずきこそが、相手の深い話を引っ張り出す
>>魔法の傾聴、姿勢編(1/18 16:00更新)
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