尿もれだけじゃなくて、更年期世代になるといろんなものが出ちゃうんです【尿もれオンライン取材・全文ログ】#6
更年期世代から始まり、閉経後の女性の約半数に起こると言われている「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」。
ひらたく言うと尿漏れ、頻尿、性交痛など「おシモ」の諸症状のことですが、なかなか周囲に相談しにくく、ひとりで悩んでいる女性も多い問題です。
そこで今回オトナサローネでは、編集長イノイチ&編集部ノゾミに加え、「尿もれ師匠」SAY(セイ)さんをゲストとしてお招きし、読者の皆様と一緒に「尿もれ」の問題に関してオープンに話す公開オンライン取材を開催しました。
1時間半の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は6本目です!
出てくるものは尿だけじゃない!?
ノゾミ:男の人は、骨盤底筋に肛門しか穴が空いてないけど、女性は3コ穴があいてるから、そりゃ力が弱まるよねって話なんですよ。筋肉に穴が開いてるんですよ、3つも。そりゃ(尿などが)漏れちゃうよねって話で。
でも骨盤底筋が弱くなると最悪、子宮脱にもつながる。尿どころじゃなく臓器がでてきちゃう……介護でよく聞きますけれど。
SAY:うちの母の友達が、70歳くらいで子宮脱になってましたよ。それで子宮を取っちゃってました。田舎だから恥ずかしいからって、東京まで来て手術したみたい。
イノイチ:わ~、もう、今から鍛えなきゃですね。
SAY:私もそれ(子宮脱)、あり得るかも。なんか、降りてきてるなっていうの、分かるもん。なんか、ポニョって……コブじゃないけど、ない?
ノゾミ:分かる、膣の奥からアイツがこう来てる感じでしょ。私、出産後がそれ(子宮脱気味)でした。「なんかすごい手前にあるな」って。挟まってる感みたいなのがあったのよ。SAYさんそれ危ないね。
イノイチ:尿もれだけじゃなくてトータルな問題があるということが分かっちゃいましたね。
漏れるけど、別に不幸じゃない
イノイチ:こんなに明るく尿もれの話をする人、はじめて見ました。
SAY:私はね、諦めるんじゃなくて、気にしないっていう考え方をしています。尿は漏れるけど、私には尿もれパッドがついてるから大丈夫。「大人の女は、ずっと何かをつけながら生きている」!
イノイチ:なかなか「気にしないで」とは言えないけど、少なくともセイさんは、「トラブルはあっても、それはそれ」に精神なんですね。
SAY:そうよ。今のパッド、いいから!そんなにニオイは出てこない。布はまだ駄目ですけどね。
次のページ▶▶読者アンケートから紐解く「みんなの尿もれ」9月15日21時半公開!
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文/星雅代
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