
【人生相談・アンナ流】13歳の娘がものを投げたり暴言を吐いたり。反抗期とどう付き合っていけばいいのかがわからず悩みます
時代にこびることなく、いつでも自分の思いを貫いて生きてきた梅宮アンナさん。オトナサローネのインタビュー記事『梅宮アンナが赤裸々に語る「娘の不登校体験」。すべての親を励ましたい、私たちは大丈夫だって』には「いちばん聞きたかった『大丈夫』という言葉がうれしかった」「わが家もなんとかなるかもしれないと勇気が出ました」など、たくさんの声が集まりました。
そんなアンナさんに、40代50代働く読者のみなさんから寄せられたお悩みを相談します。今回の相談は「娘の反抗期の対応」についての悩み。
【人生相談・アンナ流】#4
相談/娘の反抗期、どう付き合っていけばいいのかがわかりません
42歳、パートタイム勤務中の女性です。娘は13歳と8歳です。13歳の上の子の反抗期が激しくて、ものを投げたり暴言を吐いたりします。見かねた夫が仲裁に入ると夫にまでものを投げてくるので、口出しができなくなってきました。
勉強をしないのはもうあきらめましたが、脱いだスカートを床にそのままにしたり、食べた食器を下げなかったり、だらしないのが本当につらいです。あれだけ一つ一つ小さなころから教えてずっと注意してきたのに、いっこうにできないままで、部屋もぐちゃぐちゃです。
せめて手を上げないようにとは思いますが、あまりに何度言っても従わないので最近はこちらからも話しかけるのが苦痛です。どういう距離感で付き合えばいいのかがわかりません。
アンナさんの答え/子どもの要求に応じすぎない、親の威厳を保つ。でも、愛情は示す。このバランスが難しい。試練なんですよね
13歳の娘さんの反抗期ですね。とっても長いお返事になってしまいますが…….。まず、わが子は成長しているなと受け止め、暴言もそよ風のように感じ取って、すべてを受け流せたらベストです。この反抗期の状態が何年続くかはわからないけれど、みんなが通る道です。
というのが模範解答なのでしょうが、でも、そんなことはできませんよね。娘さん、小さなころのかわいさがウソのように、悪魔のようなキツいことを言うと思います。あの子たちほんと、ワザと言うからね。そして親は子どもの反抗にどう対応すればいいかなんて知りませんから、間違った対応をします。
俳優の穂積隆信さんが原作の『積木くずし』という作品がありますよね。ドラマ版の中で古谷一行さんが演じる、警視庁少年第一課のおまわりさんの言葉は全部当たっているなと思います。いまどきの「ひたすら見守れ」というアドバイスとはかなり違います。「積木くずし 竹江」で出てきますし、ドラマを見たほうがよりわかると思います。
たとえばドラマで友達を連れてくるシーンがあるのですが、このとき友達の悪口は絶対に言ってはいけないそうです。また、子どもは脅迫的なことを言い、交換条件を出してくることがありますが、それに乗ってはいけないそうです。とにかく、親がハイハイと言うことを聞いてしまうと、子どもは親をナメるんですって。よく本には「子どものつらい気持ちを受け止めましょう」と書いてありますが、なんでもかんでもあなたの言う通りにするわという受け止め方はダメなのだそうです。
私たちが体験した「昭和の育児」、反省点もあるが、学ぶものもたくさんある
最近、私は梅宮辰夫の「昭和」な育児方針は正解だったなとつくづく思います。私もけんかの末、父にものを投げたことがあります。でも、返り討ちでボコボコにされて、すいませんでしたと謝りました。パパが怖いというのは悪いことではないんです。子どもと敵対してはならないけれども、ナメられてはならない。
『積木くずし』での娘さんの反抗には理由がありました。結局、寂しかったのだそうです。暴行を受けたのに親が家にいなかった、いつも不在で迎えにきてくれなかったという思いがあった。彼女はもともとまじめないい子だったのに、親はできるはずのこともしてくれなかったという思いを抱えたため、グレてしまいました。あの時代の有名人のお家にはあったことです。
子どもは親に、一緒にいてほしいんですよね、お金を渡してこれで好きにして、じゃ埋まらないんです。お金で解決しようとしたお家はえてして子どもがおかしなことになりました。時代背景もありますが、親に振り向いてほしいから悪さをする子も多かった。
本当に育児は難しいですよね。べったりもよくない。育児は本当の本当に正解がありませんね。同じ親から生まれた子でも、3人いたら全員まったく性格が違います。親は同じ接し方で育てたのに気質が違う。全員接し方のパターンを変えるなんて無理でしょう。
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