
知ってた? 肌よりも紫外線から守るべき部分とは【40代からの美容道】
紫外線が気になる季節です。紫外線はシミ・シワ・たるみなど肌老化の原因でもありますから、オトナの女性にとっては放っておけません。日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子などでUV対策をしているかたも多いでしょう。では、目のUV対策はしていますか? 実は紫外線から目を守ることは、もしかしたら肌以上に将来のため老後のために必要なことかもしれないのです。そんなことを実感したリアルな話をご紹介しましょう。
母が欲情? それとも浴場?
久しぶりに母から電話。便りがないのがいい便りという言葉よろしく、年に数回しか電話をしない母娘としてはちょっとドキドキしながら電話に出ました(※メールはもう少し多くしています)。
「来週、手術で東京に行くよ」
ときどき電話で話す、“今日、宅急便で野菜送ったよ”とまったく同じトーンで明るく話す母。
「え!? 何? 何の病気?」
野菜と同じトーンでは受け止められず、動揺する私。
「目の病気でね、“よくじょうへん”っていうの」
「よくじょうへん?」
初めて聞いた病名なのでさっぱり病状がわからない。なおかつ脳内漢字変換では“欲情”と“浴場”しか出てこないために、なんだか恥ずかしい病気なんじゃないかとすら思いつつ尋ねてみた。
「それって漢字でどうかくの?」
「翼に、状態の状に、片方の片で、翼状片」
漢字を聞いてもよくわからない病名だったが、恥ずかしい方面でないことに少し安堵する。病状や手術の日時などを聞き、当日の夜には面会に行くことにして電話を切った。
紫外線の影響が考えられる目の病気
翼状片とは、眼球の結膜(白目)が翼状に角膜(黒目)に侵入する線維状の増殖組織で、瞳孔近くまで進展すると視力障害をきたす病気。簡単にいえば白目の部分が黒目にちょっとハミだしてきちゃった状態です。治療法は、現状、外科的手術のみだとか。
翼状片になる人は、屋外での活動時間が長い人や、沖縄に住む人などに多いため、外的要因としては、紫外線の影響が考えられているのだそうです。
紫外線! 目に紫外線がよくないことは聞いていたが、具体的にどんな影響があるかまでは知りませんでした。屋外にいることが特別長いわけでも、沖縄に住んでいるわけでもない母なので、翼状片になったのは紫外線以外の要因もあるでしょう(医師には目の形状的要因もあると言われたらしい)。完全母似フェイスの私としては、よりいっそう目のUV対策が必要だと実感したわけです。
白内障の原因にも紫外線
さらに調べると、紫外線は白内障にも影響するとありました。白内障というと高齢者の病気で、40代ではまだ関係ないと思うでしょう。でも紫外線による影響ということは、シミなどと同様それまでに浴びた紫外線が積もり積もった結果です。
ちなみに白内障は、眼の水晶体が濁ることで網膜まで光が届かなくなり見え方の質が低下する病気です。初期には水晶体が硬くなり老眼が進行、濁りが強くなると視力が低下し、進行すると失明に至ります。
加齢や紫外線以外の白内障の危険因子としては、喫煙や強度の近視、糖尿病、ステロイドなどの薬物などがあげられ、さらに男性より女性のほうがリスクが高いのだとか!
サングラスでアンチエイジング!
紫外線を浴びることで、将来的に翼状片や白内障などの目の病気に罹るリスクが高まる。この事実を知ってから、日中の外出時にはできるだけサングラスをすることにしました。日本ではサングラスをかける文化が欧米より浸透していないため、ゴージャスマダム感もしくは海外セレブ気取り感が出てしまい、他人から“感じ悪い”と思われるかも知れませんが、背に腹は変えられません。目の手術はできるだけ避けたいんです! 正直、シミ・シワ・たるみよりも深刻な問題ですから!
「頭隠して尻隠さず」ではありませんが、紫外線に対して「肌隠して目隠さず」になっていませんか? 20年後、30年後も健康な目でいるために目のUV対策はとっても重要なのです。外出時にはサングラス。アンチエイジングのため、病気予防のためにオススメします!
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 運動嫌いだった56才、ゆがみを整えたら「ネガティブな性格」を卒業できた。「離婚から立ち直り、推し活も始めました」【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 【ユニクロ】サマーニット×タックワイドパンツ。今夏のオフィスコーデに選びたい色とは【40代の毎日コーデ】
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 「猫背・巻き肩の54歳がびっくり」着るだけで理想的なS字姿勢が身につく話題のインナーウエアをご存じかしら
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】
- 「一度使ったらやめられない」人気スタイリストも40代編集もリピ買い中の『涼ブラ』って?「滝汗でも不快感なし」「つけ心地がラクなのに~」続々と魅了される理由とは?
- ゲッターズ飯田「引っ越すときに確認すべきたった一つの大切なこと」とは?運気を上げる心構えの基本は
- 57歳「更年期が終わったあと」には何が起きますか?美容ジャーナリスト・小田ユイコさんの場合は