梅宮アンナ「そろそろ育児も終わりだけれど、親の悩みは永遠に尽きません」リアルタイムで悩むママたちにメッセージを
「育児って、答えがない。何が正しいということがないですよね。よその育児を真似しても、うちが同じになることはない。100の家族に100通り、子どもの気質や持って生まれた資質があって、全部違う。本当に答えがなくて難しいって思います」
そう語るのは梅宮アンナさん。『梅宮アンナが赤裸々に語る「娘の不登校体験」。すべての親を励ましたい、私たちは大丈夫だって』が大反響を呼びました。
「いまの子どもたちって欲がないですよね。極端に言うと、何もしないでいたい。昭和を生きた私たちが親となってつくった社会を彼ら彼女らは生きているわけですから、とてつもない世の中だなって思います」
そんなアンナ流の「育児」について「将来」「親離れ、子離れ」「反抗期」の3つのテーマを聞きました。1つめは「子どもの将来」。
子どもから「熱」がなくなっていく時代がきたのかもしれない
私たち、あれがしたい、これはしたくない、これが買いたい、もっと遊びたい、勉強はいやだ、そんな思いがはっきりありましたよね。もっと遊びたくて、門限を破って怒られて。でも、いまの子は家で携帯で遊んでるほうが楽しいんですよね。娯楽はすべて携帯の中にあって、必然的に携帯から間違ったことも学んでしまいます。そして、人と接する機会が減った分だけその間違いにも気づかない。この子たち10年後にはどうするのかな?って思うことがあります。
同時に、いまの子どもって冷静ですよね。この人を怒らせないほうがいいな、この人の前ならニコニコしていればいいな、そんな計算を瞬時にしています。私にはそんな計算はできなかったし、周囲のみんなもそんなことはしなかった。
こんなふうに、若い人たちから人間味がなくなっていく危機感を持っています。彼らは驚くほど外に行きません。娘も飲みに行ったりクラブに行ったりをまったくしないですし、周囲もそんな感じ。クラブ遊びするとき、私たちのころって集まったら全員ノリで行きましたが、いまは行きたくない子は私帰るねって帰っちゃうんですね。そういう遊びを推奨するわけではないのですが、ただ、冷めていて、熱くならないなと感じます。
次ページ▶子どもが「最初に得る〇〇」こんなに私たちの時代とは違って困り果てる
続きを読む
スポンサーリンク