
もしかして【5月病】かも。 季節の変わり目、知らないうちに溜まっている⁉ 目に見えない「隠れストレス」とは
季節の変わり目に起こる体の変化
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4月や5月の季節の変わり目に注目してみましょう。
この時期は寒くなったり暑くなったり気温が安定せず、気圧の変化も大きくなりやすいです。また、冬に比べて1日の日照時間が一気に長くなることもあって、自律神経が乱れやすくなります。
体温調節がうまくいかなかったり、体内時計が狂ったりすることで、風邪をひきやすくなったり睡眠障害を引き起こしたりするケースが多いので注意が必要。
もちろん個人差はありますが、季節の変わり目は人間の体にとって少なからず「ストレス」になっているのは確かです。
五月病の原因は隠れストレス?
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気候的な変化に加え、春は新生活がスタートする時期。
進学、就職、異動、引っ越しなどをはじめ、生活環境や身の回りの人間関係の変化が伴いがちです。
「五月病」は、これらの変化によるストレスが原因で生じる春特有の心身の不調。
- 気分が優れずやる気が起きない
- 疲れているのに眠れない、寝ても疲れが取れない
- 集中力や思考力が低下する
- 食欲がなくなる
- 動悸・めまい・吐き気が起こる
- 胃腸の不調が続く
慣れない環境の中で忙しく過ごしているうちに、いつの間にか緊張や疲れが限界を超えてしまい、このような様々な症状が出てくることもあります。
誰もが五月病になる可能性がありますが、完璧主義、几帳面で真面目な性格だったり、1人で抱え込んでしまうような責任感の強い人は特に「隠れストレス」が蓄積しがちなので要注意です。
ストレス対策に役立つセルフケア5選
日常生活でのストレスは、仕事や家庭、人間関係など多岐にわたります。これらに効果的に対処するためには、ストレスの原因を特定し、具体的な対策を講じることが必要。
その他にも、ストレスがうまく分散されるような習慣をつけるのも重要です。そこで、日頃から意識しておくべきセルフケアをいくつかご紹介しましょう。
①友人や家族との会話
身近な家族や友人と交流する時間はとても大切。「今日こんなことがあったんだ」と何気なく状況報告するだけでも効果的です。
また、自分と同じ境遇にある仲間同士で悩みを共有し合ったり、励まし合うことで気持ちが楽になります。
②体のリズムを整える
食事を抜かずにきちんと3食摂ること、なるべく夜更かしせずに睡眠時間を確保すること、湯船に浸かってリラックスすること、など。忙しくてバタバタする時期だからこそ、できるだけ規則的な生活リズムを意識しましょう。
③運動する
適度な運動はストレス発散に◎。散歩、ジョギング、ストレッチなど気軽に始められる運動でもいいですし、思い切ってジムに通い始めるのもおすすめです。無理のない範囲で体を動かして汗をかくことで、心身ともにすっきりと。
④自分の時間を確保する
忙しい生活をしていると、どうしてもプライベートな時間がなくなりがちです。「最近、大好きな趣味の時間が全くとれていない…」なんて心当たりはありませんか?隠れストレスを撃退するには、どんなに忙しくても自分の時間を確保することが重要です。
⑤漢方
漢方をうまく活用すれば自律神経を整える効果が期待できます。ストレスケアに有効な漢方がたくさん揃っていますし、病院に行かずとも試せるため、自分に合った漢方は手軽なセルフケアとして最適です。
これらのストレスケアをいくつか試して、自分に最適なものを見つけて無理なく続けることが大切です。
基本的には食事と睡眠のバランスが整っていると、体の機能が安定し、精神的な安定にも繋がります。
不規則な食事や睡眠不足は、体に余計な負荷がかかり新たなストレス源となることがあるため要注意。適切な栄養の摂取と規則正しい生活習慣を心掛けることで、健康的な心身を維持することができます。
また、過度に頑張りすぎない、適度に手を抜くことも、ストレス管理には有効なアプローチですね。
「おかしいな?」と思ったら早めの対処を

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いつもと違う不調、違和感はあなたの心と体からのサインです。
「自分にはストレスなんかない」「このくらい大丈夫」と過信していると、心身のSOSを聞き逃してしまいます。ストレスは目に見えないのが怖いところで、気づいた時には自分1人では対処できないほど症状が悪化していた…なんてことも。
心身の不調が続く場合は、ぜひ専門家のサポートを検討してみてください。
インターネットを活用して、メンタルヘルス専門のクリニックや相談窓口を探し、まずはカウンセリングを受けてみましょう。
話を聞いてもらうだけで心が楽になったり、自分の状況を整理して客観的に把握することができたり、解決の糸口が色々と見えてくる可能性が高いです。
薬はあくまで補助的な役割を担い、本来はご自身の力で健康を取り戻していくための手段ですが、もしも薬の処方に抵抗がある場合は、依存性がなく、副作用の少ない漢方を試すことから始めてみるのも良いでしょう。
その場合は、漢方薬を扱っているクリニックを選んだり、オンラインの漢方サービスを利用するという方法もあります。
大切なのは、自分の心と体の声に耳を傾けること。
少しでも違和感や不調を感じたら放置は厳禁!早めに行動を起こして心身ともに健やかな生活を取り戻しましょう。
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