
育ちのいい人だけが知っている「さりげなく好印象を残す」話し方と声5つの鉄則
「最初の数秒で第一印象は決まる」これは事実です。けれど、その次に本人の声や動きを伴った行動が与える「第二印象」もとても重要。そして、社交慣れしていない日本人はこの「第二印象」を軽んじがちであることもよく指摘されます。
いうまでもないことですが、せっかくステキな第一印象を与えることに成功しても、続く「話し始め」にギャップがあると全体の印象は「残念な人」になってしまいます。
そこで、今回は第二印象である声と話し方について(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に教えていただきました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#69声と話し方編 】前編
Point1.
丁寧な言葉は、丁寧な態度といっしょに使ってはじめて意味を持つ。言葉に思いを込めて
話し始めはその人の印象を決める重要なポイントです。言葉に思いが伝わらねば印象が悪くなってしまうのです。
たとえば、「はい、かしこまりました」と言っているのに、心そこにあらずな態度であったら相手には伝わりません。投げやりに言ってしまえばむしろ失礼な態度にもなりかねません。最近は、メールの返答でも安易に「かしこまりました」と使用されていますが、本来、「畏まる」とは、ひれ伏すほど相手を敬う言葉です。
このように口先だけでものを言う習慣を減らし、日頃の生活から「言葉と態度の一致」を心がけることが大切です。
その言葉の意味を正確に知らなくても、「ありがたい」という気持ちで素直に生活をしていたら「かしこまりました」という思いが言葉になって表われ、その場にいる相手にもその心が伝わるはずです。
Point2.
自己紹介のときの第一声は、どの「言葉」に思いを込めるかが決め手!
自己紹介のときに、あなたのことを「より印象深く」伝える話し方をお伝えします。以下のことをいま、声が出せる場所に移動して試してみてください。
まずは、以下の文の中で「心を込めたい部分」がどこであるかを考えてください。この、「心をこめたい部分」にマーカーをつけます。
そして、その「マーカー部分」の話し出しの一声を、いつもより少し高めにして、全文を読んでみてください。
はい、どうぞ。
はじめまして。
■■社の××と申します。
○○様のお話は、かねてよりおうかがいしておりました。
お目にかからせていただくことができ、大変うれしく思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
いかがでしたでしょうか。ご自分でも、話し方の印象がかなり変わったと気づけるのではないかと思います。
マーカーをする部分は人それぞれ。「はじめまして」だけでも良いし、「どうそ、よろしくおねがいいたします」とワンセンテンス全文に引く方などさまざまです。
マーカー部分は、あなたが最も伝えたい言葉=気持ちですから、とくに心を込めてお話しすることを意識してみましょう。
Point3.
耳ごこちの良い声を出せるように努力してみてください。てきめんに話に耳を傾けてもらえます
「耳ごこちよい声」とは、「明るく優しい響き」や「広く深い響き」のある声と言い換えることができます。
人もほかの生き物と同じように、優しい響きや明るい響きのある声を聞いた時に、安心して、心地良いと感じるといわれています。
「でも、私はもともと早口だし、声だってかわいくないし」なんて言わないで。実は耳ごこちの良い声は、練習すれば上達し、見違えるように声質を改善できます。ほんの少し発声を変えるだけでも話に耳を傾けてもらえるようになるのです。
前編記事では好印象を残す心構えをお伝えしました。後編ではこの「耳ごこちの良い声」について解説します。
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