
【くびれ】も【体力】も欲しい! 50代で運動をはじめて1カ月。気になることを聞いてみた
運動量は増えたけれど、食事は今まで通り。食事制限したほうがいいですか?
晩酌のお供は育ちざかりの子どもたちの夕飯に作った揚げ物。どうしてもガッツリ系が多くなりがちです。
諏訪:15年間まともに運動をしてこなかったので、40分の運動を週2回やっているだけで自分としてはすごいことなんです。でも、体重は大きく減らず、マイナス1.2kg。運動をしているから……と晩酌はいつも通りだし、大好きな炭水化物を減らすこともありません。やはり、食事もセーブしたほうがいいのでしょうか?
Yasumiさん:ダイエットというと総カロリーや炭水化物のとり過ぎを気にされる方が多いのですが、意外と見逃しているのが塩分です。塩分をとり過ぎているとむくみにつながるので、食事量よりも調味料を気にしてみてはどうでしょうか。
諏訪:お酒を飲むとしょっぱいものが欲しくなって、ついつい手が伸びていました。減塩を意識してみます!
Satonaさん:例えば、3カ月後に結婚式を控えていてウエディングドレスを素敵に着こなしたいとか、半年で〇㎏痩せたいという具体的な目標がある方なら、栄養士をまじえて食事指導もします。ただ、短期間に痩せようとするとリバウンドしやすいものです。
諏訪さんも3カ月でパンツをきれいに履きたいという目標はありますが、これまで運動をしてこなかったので、まずは運動習慣を身につけることが大切だと思っています。40分のレッスンだけでも大変なのに、食事制限までつくと続けるのが大変になりませんか?
諏訪:確かに、そうですね。最近は運動しているから晩酌への罪悪感がなくなってきていたところでした(笑)。ピラティスに行った日は特においしく感じていて。明日からお酒はやめてくださいと言われたら、ストレスがたまりそうです。
Satonaさん:きれいなボディラインを手に入れたいと思ってはじめても、ストレスがたまってイライラしていたら美しくないですよね。体重を減らすこと、くびれをつくることにフォーカスしすぎるのではなく、私たちは運動することを楽しいと思ってもらいたいんです。
それに、体を動かしていると悩みや嫌なことを忘れませんか? ピラティスをすることで気持ちが明るくなったり、前向きになったりすることを感じてもらえたらうれしいです。
諏訪:まだつらいことの方が多いのですが、回を重ねるごとにできることが増えてきて、「ナイス!」とおふたりに言われるとうれしいんですよね。大人になると褒められることがないので(笑)。食べ過ぎはよくないのはわかっているので、まずは運動を習慣にすることを目標にします。きっとそこに結果がついてきますよね。
やっぱり週2回は通わないとダメですか?
諏訪:今はこうやってレポートをするために週2回、なんとか通っているのですが、週1回、月に2回くらいでも体幹が鍛えられて、体形をキープできますか?
Satonaさん:先ほどと重複してしまいますが、月1回でも運動を続けることが大事だと思います。日本人の多くは、定期的に運動する習慣がありません。特に諏訪さんと同世代の方たちは仕事や家事、育児に追われて時間がないという人も多いですし、運動に対して苦手意識を持っている方もいます。
筋肉を鍛えたり、体形を維持するためには週2回を推奨したいのですが、運動を楽しむこと、体を動かして汗をかくことを月1回でも続けてもらえたら、健康寿命はのびていくと思います。
諏訪:先日もスポーツ庁の調査で40代女性の体力が低下しているという報告がありましたね。
調査によると、運動をする頻度が「週1日未満」の40歳代女性は60・9%。そのうち1割くらいの人は「あまり健康でない」「生活が充実していない」などと回答していたんだそうです。40代、50代と年齢を重ねるていくと、運動習慣があるかどうかが、健康や充実感への自覚と大きく関係しているのだなぁ、と改めて感じさせる調査結果でした。
私も体力はないけれど、気力でなんとか乗り越えていることが多く、このままでは老後が大変だなと思うことがあります。週に1回、月に1~2回でもちゃんと体を動かすことが大切ですね。
Satonaさん:ピラティスはもともとリハビリ目的だったものですから、体への負担も少なく体幹を鍛えることができます。高齢者のケガ予防にもなりますし、自律神経を整える効果があるという研究結果もあります。年を重ねてもイキイキと過ごせるように、ピラティスを取り入れてくれたらいいなと思っています。
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