なぜパプリカと塩だけでこんなに美味しい料理ができるの?【シェフ直伝レシピ】
皆さん、こんにちは。vivoの花本朗です。さて連載28回目となる今日は、『赤パプリカのピペラード』という料理を紹介します。
この料理はフランスとスペインの国境辺り、バスク地方の郷土料理として有名なのものですが、作り方には様々あって特にコレといった決まったレシピはありません……。
ピーマン、にんにく、トマト、卵……と 使用する食材は大体限られているのですが、今回はこのピペラードを〈赤パプリカ〉と〈塩〉だけで調理してみようと思います。
究極なまでに余計なものを削ぎ落とした、ピペラード。『パプリカってこんなに美味しいの??』皆さんに、きっとそう再認識していただける料理なのではないでしょうか。
【家バルつまみ by vivo花本朗 #28】赤パプリカのピペラード
クタクタに煮るとは?
フランス料理の技法でシュエ(仏 suer ※汗をかくの意)というものがあります。これは素材の持っている水分だけを利用して、野菜にじっくりと汗をかかせるように炒めることを指します。今回はこの技法を使ってパプリカをクタクタになるまで炒め煮にしていきます。
【材料】
赤パプリカ 2個(約300g)
塩 小さじ 1
サラダ油 大さじ 1
※煮込んでいくうちに量が減るので、2個ぐらいが作りやすいと思います。
①先ずは半分に切ってヘタと種を取り除きます。
②内側の白い部分を取る人もいますが、加熱するので気にせずそのままでいきましょう。
③2.3mmにスライスします。
④鍋にサラダ油をしき、赤パプリカを入れ塩をします。パプリカから水分が出てくるまでは焦げやすいので、注意してよく混ぜてください。
⑤パプリカがしんなりとしてきたら、火を弱火にして後は15分-20分、炒め煮にしていくだけです。しばらくすると“スュエ”されたパプリカから水分が出てきます。もし途中水分ががなくなるようなら、水を大さじ2加えてください。
⑥15分後。水分がなくなりパプリカがねっとりとすれば完成。
この料理は温かくても冷たいままでも美味しくいただけます。
ただパプリカだけじゃちょっと物足りない… もう少し旨味がほしい… という方は、卵とベーコンを添えてみてください。これとバゲットがあれば立派な一食になりますよ。
ぜひお試しください。
過去記事一覧はこちら
vivo daily stand
フレンチデリとデイリーワインをメインに提供する一人でも気軽に使える地域密着型のバル。花本さんは中野本店でキッチンに立っています!レシピの質問も気軽にお店で花本さんに!
【花本朗さんの家バルつまみ、週1回金曜の夜に更新中!】
■花本さんの人気5記事は
どうしてこのキャベツスープ、コンソメなしでこんなにおいしいの?
■ひとさらたっぷり系
■肉やお魚系
■サラダつまみ
糖質制限中もOK、にんにくなくても美味しい「フムス」のレシピ
■野菜系
どうしてこのキャベツスープ、コンソメなしでこんなにおいしいの?
■ワインのこと
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 40代50代には「骨活」と「腸活」どっちも大事!「どっちもできちゃう」森永カルダスヨーグルトのヒミツとは
- ゆらぎ世代は健康の見直し時期。自分のことは後回しになりがちだからこそ取り入れたい毎日の腸活&骨活習慣
- 40・50代スタイリスト・編集部員が「全買い替え」を決意した優秀すぎるブラ。「試着なしでOK」「着やせ」「つけている感覚なし」夢のようなブラがあります!
- 40・50代に告ぐ!「なんだか調子がゆらいできたな」と迷う人に「ララフェム」が推せる理由って?佐々木千絵さんが試したよ
- 50代、甘いものを我慢しない。私たち「ゆらがない世代」が考える、暮らしのちょっといいコト
- 70代までやりがいをもって働ける有望資格「保育士」が学費負担ほぼゼロで取得できる?JR蒲田「学研アカデミー」が評判のワケ