一度は作ってみたかった…!「ふわトロのオムレツ」の自宅レシピ【シェフのテク】
皆さん、こんにちは。vivoの花本朗です。さて連載32回目となる今日は、前回に引き続き卵料理の紹介です。〈スクランブルエッグ〉のレシピがとても好評をいただきましたので『ホテルの卵料理、第2弾』と題しまして今回は〈オムレツ〉に挑戦です。ホテルのあの黄金色に輝くふわふわでトロトロのオムレツを、ご家庭で簡単に失敗なく作れる方法をお教えします!
【材料】
卵 2個
生クリーム(又は牛乳) 大さじ2
塩コショウ 適量
材料はコレだけです。特別なものは入りませんが、牛乳か生クリームは必ず入れてくださいね。卵への火の入り方を穏やかにしてくれて、失敗を防いでくれます。材料はスクランブルエッグと全く同じです。
【作り方】
①用意する調理器具はこの3つ。テフロン加工のフライパンと耐熱性のゴムベラ、そして卵を混ぜるボウルです。
②そしてこの中で最も大事な器具はフライパン。その大きさ(直径)がとても大切なんです。卵の個数とフライパンの大きさが合っていないと、卵に火が入り過ぎてしまうんですね。皆さんもそれは、なんとなく想像できますよね? 卵2個分のオムレツを作るのに、パスタを合わせるような大きなフライパンだと、ちょっと難しいです。今回推奨するフライパンの大きさは直径18㎝。これが1番いいです。そして必ずテフロン加工のものを選んでください。
③では早速作っていきましょう。先ずはボウルに卵を割り入れ、塩コショウ、生クリームまたは牛乳を加えます。
④しっかりと混ぜてあげましょう。黄身と白身がきちんと混ざっていないと、なめらかなオムレツになりません。家庭で作る分には必要ないと思って今回は省略しましたが、ホテルではよりなめらかなオムレツを作るために、卵を混ぜた後、一旦裏ごしするんですね。ホテルでは必ず行う工程になります。でもまあしっかりと混ぜてあげれば今回は大丈夫です。
さあこれで下準備OK、フライパンを熱して実際にオムレツを作っていきましょう!
⑤フライパンを熱したらサラダ油を大さじ1入れて、全体に馴染ませてください。バターを使用する人も多いですが、バターだと卵が焦げやすくなるので、今回はサラダ油で。
⑥卵を一気に加えます。
⑦フライパンの底と縁から卵が固まってくるので、それをゴムベラではがし取りながら、くるくると弧を描くように混ぜていきます。火加減は弱めの中火で。
⑧卵が半熟の状態になったら混ぜるのをやめます。このくらい生っぽくて大丈夫です。
⑨さぁ、いよいよ成形です。先ずはフライパンの手前を少し持ち上げて、卵を半分に折ります。反対側にゴムベラを差し込んで、手前に一気に返します。落ち着いてやればできますよ。
⑩再度フライパンの手前を持ち上げて、卵を奥へ移動させましょう。後はゴムベラを卵の下にあてがってお皿にすべらせる様にのせれば完成です。
どうでしたか?簡単でしょ。ホテルの職人さんのようにフライパンをトントンと叩きながら卵を返すようなやり方は、習得するのにかなり時間がかかりますし、形がちょっと半円型になってしまいますが、家庭でやるにはこのやり方が1番失敗なく美味しく作れます。 しいて言うならば、成形を始める前の卵の半熟具合がポイントでしょうか。火を入れすぎてしまうと、そもそも成形するのがとても難しくなるので注意してください。
では皆さん、ぜひ挑戦してみてくださいね。
フレンチデリとデイリーワインをメインに提供する一人でも気軽に使える地域密着型のバル。都内に20店舗以上展開しています!花本さんは中野本店でキッチンに立っていますから、レシピの質問も気軽にお店で花本さんに!
【花本朗さんの家バルつまみ、週1回金曜の夜に更新中!】
■花本さんの大人気5レシピ!
どうしてこのキャベツスープ、コンソメなしでこんなにおいしいの?
■ひとさらたっぷり系
■肉、お魚、卵系
■サラダつまみ
糖質制限中もOK、にんにくなくても美味しい「フムス」のレシピ
■野菜系
どうしてこのキャベツスープ、コンソメなしでこんなにおいしいの?
■ワインのこと
スポンサーリンク