材料2つでできる、卵料理の究極。「ウフ・ミモザ」【シェフのテク】

2018.11.23 FOOD

皆さん、こんにちは。vivoの花本朗です。

ひと昔前は、1人につき卵は1日1個!  なんてよく言われてましたよね。 私たちの世代は皆そうなのでしょうか… 。  当時は卵の食べ過ぎによるコステロールの摂取が問題視されていたのだと思うのですが、今ではそんなこともあまり聞かなくなりましたね。    2015年の厚生労働省の発表からも、コレステロールの摂取基準がなくなり、コレステロールの摂取量と血中コレステロール値の相関を表す科学的根拠がなくなったということでしょう。

私のお店で提供しているウフマヨ(連載コラム第1回 『手作りマヨネーズのウフマヨ』https://otonasalone.jp/44155/ )も2個で1皿なんですが 『1個にして~  』という声をよく聞きます。   卵を摂りすぎるとよくないという認識はまだまだ根深く残っているようです。

 

究極の卵料理。

さて前置きが長くなりましたが、連載55回目となる今日はもちろん! !

“卵”を使った料理になります。  ウフマヨ同様、卵とマヨネーズだけで完結する究極の卵料理『ウフミモザ』です。

卵に卵で作ったマヨネーズを合わせるなんて、よく考えるととても面白い料理ですよね。

ウフはフランス語で卵の意で、その卵をミモザの花に見立てて仕上げます。

フランスのビストロでは定番の前菜料理で、そのスタイルは様々。

ただ1つだけ共通するポイントがあります。ウフマヨの時、卵は半熟に仕上げましたが、ウフミモザは必ず固茹でにしてください。しっかりと固まった黄身が今回の料理のポイントです。意外と難しいゆで卵のコツも紹介しますので、お楽しみに。

では今回も早速作っていきましょう!

 

 

【材料】

・卵                   2

・塩                    小さじ1

・マヨネーズ    大さじ2

(※自家製マヨネーズに挑戦したい方はこちら  https://otonasalone.jp/44155/

 

【作り方】

①まずは手鍋に水と卵をいれ、火にかけます。この時、卵と卵がぶつかってヒビが入るのを防ぐため、鍋底にペーパータオルを1枚ひいてあげると良いと思います。

 

 

②ここで塩をひとつまみ。茹でる時に塩を入れると沸点が上昇して、卵への火の入り方が安定します。

 

 

③沸騰してから10分。強火でしっかり茹でてあげましょう。その間に氷水を用意しておくのを忘れずに。

 

 

④10分たったらすぐ氷水の中へ。 急激に冷やすことによってタンパク質の白身が縮み、殻との間に隙間ができ殻がむきやすくなります。(※流水で冷やすのはNGですよ。卵を茹でている鍋の隣に氷水を用意しておきましょう。)

 

さて、いよいよウフミモザを作っていきます。

 

⑤先ずはゆで卵を縦半分にカット。黄身をくり抜きます。

 

 

 

⑥黄身の半量はマヨネーズと合わせ、残りの半量はザルで濾します。

 

 

⑦マヨネーズと和えたものを白身のくぼみに入れ、上から濾した黄身を振りかけます。

 

後はパセリをかけて完成です。

お好みでグリーンサラダを添えてもいいですし、黄身とマヨネーズを合わせる時、一緒にツナやカニカマを加えるのもおススメですよー。どちらも卵と相性のいい食材ですし、ボリュームも出ます。これにパンでも添えれば、朝食はもちろん、休日のランチにも最適です。因みに私のお店で提供する時はカリカリに焼いたバゲットの上にのせてお出ししています。

 

さて皆さん、いかがでしたか? ゆで卵&マヨネーズだけでこんなお洒落な1品ができるんですよ!  1日1個なんて言わず…  2個3個といかがでしょう。

卵好きの私は毎日4個くらいは軽く食べちゃいます…    でもそれはちょっと食べ過ぎですね(笑)

ではまた次回に。

 

 

vivo daily stand

フレンチデリとデイリーワインをメインに提供する一人でも気軽に使える地域密着型のバル。都内に20店舗以上展開しています!花本さんは中野本店でキッチンに立っていますから、レシピの質問も気軽にお店で花本さんに!

 

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